家づくり西方設計

Ｑ１住宅富士吉田：足場がとれる

天野保建築から写真が届いた。

1階が歯科医院です。

19PHIカンファレンス：換気

今年のミュンヘンでのパッシブハウスカンファレンスの

私のテーマは

1.水蒸気コントロールができる換気冷暖房システム探し

2.その上にダクトをいかに少なくするか

だった。

ダクトをいかに少なくするかは

展示の中にあった。

写真のような3種換気様式の1種熱交換換気システムである。

排気部分だけがダクトである。

給気部分はダクトレス。

1.+2.の組み合わせと考える。

欲しい物と考えることは同じである。

ブレゲンツの森のパッシブハウス

ブレゲンツの森のパッシブハウス。

ヒッティサウ村。

市街地から離れているため地域熱供給ではなく、太陽熱給湯と薪ストーブでお湯をつくり、

給湯と温水暖房にする。

太陽光発電も設置されている。

増築されたため、その部分の暖房が足りない部分を、
空気熱源のヒートポンプでお湯をつくり暖房にしている。

中欧では空気熱源ヒートポンプは珍しい。

南側外観。

北側外観。

ウッドシングル。

空気熱源ヒートポンプの室外機。

霜がついている。

周囲の景色。

フォアアールベルク：消防署 再度

P・ズントー設計の地元職人の展示場ヴェルクラウムの道路向かいにある、

木造の消防署。

「コヂゲ？」

麦藁や稲藁を積んで、

その上に有機肥料を流し込む。

訪問したフォアアールベルクの工務店デアホルツバウアー社の隣にある、

集合住宅の集会所の脇の家庭菜園にあった。

日本の戦後の間もない頃では、

人糞をかけていた。

記憶として、「コヂゲ？」と記憶がある。

なまり言葉なので、文字化しにくい。

高さ1間、横幅4間はあったろうか。

当然ながら、匂いはエコだ。

臭いのだ。

アトリエの早春の晴れ

室内の玄関の土間にあるマランタ。

フォアアールベルクは木造住宅建築のレベルが頗る高い

フォアアールベルク州のメッセコムバウを見学した。

この州（県）は木造建築の世界の最先端で、

密度く、

高い性能とデザインが優れた持続可能な木造建築と社会が構築されている。

人口38万人の小さな地域のフォアアールベルク州なのだが、日本のジャパンホームショーと同規模で内容は最先端で内容が濃い。

この州の建築スタイルは、

地域のものは地域のものと人でつくる。

建築では、木造でローテク。

構造材は地域のトウヒ。

内装材は地域のモミ。

を地域の小さな製材所が製材する。

窓は地域でつくる高性能な木製サッシ。

地域の建築家が考え、

地域の技術の優れた工務店がつくる。

州民は戸建ての木造建築に住むのが夢で、実現している。

世界で庶民が戸建ての木造を個人の好みで注文住宅ができるのは、

ここと日本ぐらいだ。

しかし、日本の家はバラックだ。

フォアアールベルクでも、

さすがに低所得者は戸建て木造をもつことはできないが、

パッシブハウスレベルの公営木造集合住宅に住んでいる。

電気や水道や暖房費などを含んでの家賃は7万円/月である。

日本でいうところの家賃は5万円/月ほどか？

四国の不動産王が言った。

日本の低所得者は5万円も払えないと。

メッセコムバウは木造アート協会の企画・運営で、

下の写真はメッセの中の木造アート協会の展示です。

協会は建築家と工務店の協会です。

Q1住宅弘前：完成

昨日の18日のQ1住宅弘前。

南側の陽光はロフトふう2階の窓から差し込む。

南側外観。手前の無落雪屋根は芝置屋根です。土を入れ植物を繁盛します。
道路に面している事、車庫が設置される事で、南側アプローチ閉鎖的なっている。

上記の理由から、

居間と和室の主なる部屋が、

庭があり開放的になれる北側にある。

南側の陽光はロフト風2階の窓から差し込む。

二ツ井→弘崎→青森

今日は青森市で打ち合わせ。

その前に二ツ井道の駅と弘崎の家を見た。

二件とも完成直前である。

設計は設計チーム木

フォアアールベルクの60人の建築家。

フォアアールベルクのP・ズントーが設計した

地元家具職人展示場ヴェルクラウムで

買った見開きでA2の美しい大型本。

フォアアールベルクの60人前後の建築家の設計した建築が掲載されている。

人口38万人の州でこれほどレベルの高い建築家がいる。

もちろん、H・カウフマンも紹介されている。

工務店のレベルもすこぶる高い。