家づくり西方設計

東京・山梨出張 5：山梨県立あけぼの医療福祉センター 2

前回に引き続き山梨県立あけぼの医療福祉センター。今日の紹介は重症心身障害児施設棟。
入居者のプライバシーを重視するため個室化を行っているが、重症心身障害児施設棟ではケア度の高い入居者もいるので個室的４床室を中心に構成している。

居室郡が集落のように並ぶ落重症心身障害児施設棟の外観。医療・管理棟の２階であり、屋上の人工地盤に集落があるように錯覚してしまう。敷地に段差があるのを上手く利用している。

案内板。

集落のような居室群の外観。左側は肢体不自由児施設。


ゆったりした居室。

庭が見える大きな開口は家庭の居間にいるような親しみがもてる。

居室群に囲まれたデイルームの外観。

デイルームの室内。

「梓・渡辺・設計チーム木・MCA　設計共同企業体」での「秋田県こども総合支援エリア整備事業」の設計に役立てるための見学である。
この事業は、総合支援センター、療育施設（肢体不自由児施設、重症心身障害児施設）、聾学校、盲学校、総合養護学校、寄宿舎から成り立っている。

東京・山梨出張 4：山梨県立あけぼの医療福祉センター 1

26日は新宿発午前8時半の「あずさ」で甲府市に向かった。午前中は山梨県立盲学校を見学し、午後は山梨県立あけぼの医療福祉センターを見学した。

山梨県社会福祉村には様々な障害者の10施設がある。このセンターはその中で、医療・福祉の中核的役割を担っている。内容は、医療棟を中心に、重症心身障害児施設、肢体不自由児施設、肢体不自由者更生施設の3つの居住棟で成り立っている。

設計は佐藤総合計画・地域の組合のJVで、テーマは、家庭での介護が困難な障害児を中心に、みんなで暮らす「家」らしく、ユニットの連なりが「集落」となる。

「梓・渡辺・設計チーム木・MCA　設計共同企業体」での「秋田県こども総合支援エリア整備事業」の設計に役立てるための見学である。
この事業は、総合支援センター、療育施設（肢体不自由児施設、重症心身障害児施設）、聾学校、盲学校、総合養護学校、寄宿舎から成り立っている。

エントランス・地域交流サロンにある模型。実物も模型もまさに「集落」である。

エントランス・地域交流サロン。子供にとっては楽しい遊園地のような空間だ。大きなゆったりしたスロープで2階に上がる。


全面ガラス張りの外の風景は肢体不自由者更生施設の「集落」。

メールの不通

メール（地域の白神ネット）が突如と不通になり、ご迷惑をおかけしております。

電話で白神ネットに聞いたら、いわく、OCN経由になっているので切ったと。考え抜いた末、考えられるのは、5年前にIP電話にする時に設定がOCN経由になっていたらしい。

最近はメールでの打合せが多い中、お金は白神ネットに納めているにもかかわらず、OCN経由はこちらの選択だからといって予告無しに切る事はないと思うが。

皆さんは自分のインターネット環境がどうなっているのか知っているのだろうか。

芝置屋根のカボチャ、他

芝置屋根のカボチャの実が3cmほどになっている。
芝置屋根のカボチャの花。

芝置屋根のカボチャ。

草がぼうぼうの芝置屋根。

窓の日射遮蔽用の胡瓜の小さな実。

庭の赤すぐり。

東京・山梨出張 3：、東京都立葛飾ろう学校見学

25日の午後、東京都立葛飾ろう学校を見学した。地下鉄千代田線の綾瀬駅から歩いて十数分。隣接して電車が走り、音に関して不利であるが、体育館をＪＲ常磐線寄りに配置した遮音、簡易防音施工と全館空調で対応している。

特色は、全館赤外線集団補聴システムの採用、体育館・中庭・園庭等の補聴システム（磁気ループ）の整備、見える校内放送を放映するプラズマディスプレイ（災報知器と連動したリアルタイム情報伝達）、学部ごとに異なる時程を知らせる始業灯、天候に左右されない雨天活動スペース、自然とふれあえる幼稚部・小学部園庭、エコスクールを目指した屋上緑化、施設開放に対応した校舎設計、その他数々が上げられる。

見える校内放送を放映するプラズマディスプレイ（災報知器と連動したリアルタイム情報伝達）、廊下に数多く設置されている。教室は移動式。

自然とふれあえる幼稚部・小学部園庭。屋上には屋上緑化と菜園場が設けられている。

学部ごとに異なる時程を知らせる始業灯。

生徒の、2階と3階にある昇降口。防犯のための工夫が数々なされている。

「梓・渡辺・設計チーム木・MCA　設計共同企業体」での「秋田県こども総合支援エリア整備事業」の設計に役立てるための見学である。

東京・山梨出張 2：「ほうとう」を食べる

翌日火曜日26日は山梨県立盲学校と山梨県立あけぼの医療福祉センターを見学した。
その時の昼食が「小作」の「ほうとう」だった。
暑い日で、ふーふー言いながらおいしく食べた。

説明によると、
「米飯がほとんど食べられなかった甲州の庶民にとって、ほうとうは最上の日常食。しかもそれは甘いカボチャが、入れば言うことなし。
「ほうとう」は「饂飩（はくたく）」の音便。
饂飩とは何か。食の部だけで４７５字もある大漢和辞典によると饂飩は「餅の類。うどん。・・・」とある。
饂飩が禅僧の手により中国から日本にもたらされ、ほうとうやうどんになったものである。
ほうとうという形は武田信玄が、野戦食として用い甲州独特のものであり甲州人の誇りの郷土料理である。」

岩手県北部の二戸に同じような食べ物の「ひっつみ」がある。「ほうとう」のように幅広うどん状でなく、小麦でつくり、京都の八つ橋の皮や餃子の皮のような形状である。

岩手県の南部氏の戦国時代の本拠地が二戸であった。南部氏は甲州武田氏の流れである事から「ほうとう」や「ひっつみ」は関連があるのかしれない。

東京・山梨出張 1：梓設計訪問

月曜日25日の朝8時45分に事務所を出、秋田空港に向かった。

JALの一便で事務所発が8時30分なのを、何故かANAの二便と思い違いをしていた。スケジュール表を見たら9時55分発、今8時45分。さぁー大変。かろうじて間に合った。

高速でスピードを出せる所は出したが、一車線を6台くらいノロノロ固まっていた。
こんな時、危ないのだ。二車線になってもノロノロなので、注意深く追い越しをかけたら先頭にパトカーがいた。もちろん追い越しはしなかった。

しかし、一台、パトカーを追い越しした。エッー。パトカーはしばらく後ろにピッタリくっついている。スピードが上がった時点で直ぐ捕まえられた。
以前の私は、我が身だった。この数年は、捕まえられている自分はなく、捕まっている人を見る事が多い。

運良く飛行機に間に合い、羽田に降り、渡辺さんの二人とMCAさんと設計チーム木（協）の私とで天王州アイルの梓設計を訪問し、午後からは東京都立葛飾ろう学校を見学した。
「梓・渡辺・設計チーム木・MCA　設計共同企業体」で「秋田県こども総合支援エリア整備事業」の設計をしている。

梓設計が設計した梓設計の事務所。10年で償却する貸しビル。
白とグレーが基調の繊細で美しいデザインだ。ノウハウが一杯詰まっている。
写真の奥手の面は運河に面し、各階には運河を共用できる大きなバルコニーがある。気持ち良い。

国際教養大学宿舎 14：昨日24日

昨日24日の国際教養大学宿舎。
テーマの一つは桜の並木との調和である。

カーブした並木道に沿い棟が雁行している。

棟と棟の間から桜の並木が見える。

隙間からは別の棟も見える。隙間隙間によって別々の景観，





設計：設計チーム木（協）

「Q1泉の家」 17：今日24日は二つの棟上げ

今日24日は二つの棟上げがあった。午前11時からは「Q1泉の家」，午後3時からは「御所野の家」。その間に国際教養大学宿舎と南ヶ丘県営住宅を見に行った。国際教養大学は各種検査が終わり，明日，引渡し。

「Q1泉の家」の棟上げ。


居間の巾２間の大きなスウェーデンの木製サッシの開口。

「御所野の家」 06：今日24日の二つの棟上げ

「御所野の家」の棟上げ。