家づくり西方設計

ジャパン建材展1：キーラム耐震開口フレーム

17日・土曜日の9時半から3時までゆっくり見た。
最も興味があったのが、というより、悩んでいた所だ。3間半の車庫の間口に両サイドに455mmしか壁が取れない事であった。

構造設計に相談すると、巾455mmの壁でも頬杖で壁倍率が1になることであった。
が、ジャパン建材で見た「キーラム耐震開口フレーム」で解決できる。壁倍率が5.36である。


「フレームを接合している緑色のシートはアラミド繊維という鋼板の約5倍の引っ張り強度を誇るもので、これが地震の際に横からの力に対して強い抵抗力を発揮しフレームの破壊（＝住宅の崩壊）を防ぎます。」

次世代省エネ基準の約3.3倍性能の吉祥寺の家のその後

9日・金曜日の夜に吉祥寺の家に暖房状態をみるため行って来た。昨年の夏前に入居した。夏と冬を経験している。
冷暖房は２階居間の吹抜けに1台、1階床下に1台がメインである。

パイプファン換気であるが、熱損失係数Q値は1.35W/m2K、暖房エネルギー消費量は次世代省エネルギー基準の30％と極めて少ない。
効率90％の熱交換換気システムのスティーベルを使うと0.98Q値は1.35W/m2Kと、1を切る。

断熱材は屋根・外壁とも付加断熱で、屋根が300mm壁が150mm、アルミ樹脂サッシLow-Eペアガラス、パイプファン換気である。

寒さ暑さが厳しい時期でも、オープンな間取りでは、計算上5,000円/月前後の電気代で連続運転全室冷暖房できる。
が、間取りがオープンでない場合は空気の流れに工夫がいる。

吉祥寺の家の、夏場の冷房は2階の居間は冷風を感じない柔らかい涼しさで評価が高いが、1階が不満足であった。床下エアコンは連続運転が前提だが、そうしていただけない。

今冬は暖冬で寒くならないので、伺うチャンスがなかったが2日に伺った。この日は今冬1番の寒さだった。
2階は良いが、1階は寒いと言う。床下のエアコン暖房をしていない。それでも室温が15℃前後であった。
周囲の家のエアコンの室外機は幾つもガンガン回っている。

居間吹抜け上部のエアコンの冷暖房は直接に空気を暖め・冷やすので、直ぐ効果があるが、床下のエアコンは暖房や冷房を入れても直ぐには効果がない。
基礎のコンクリートや床の木材に熱が蓄えられるまで時間がかかる。
少なくても1日、温度が比較的安定するには3日ほどかかる。

夏も冬も連続運転が前提なのを、これまで何度も説明とお願いをしてきたが、電気代が高くなると、なかなか理解して頂けない。
今回の訪問では、連続運転しても、電気代が5,000円前後/月なのだからと、床下エアコンの暖房連続運転を始めた。

エアコンのCOP（熱効率）が4前後と極めて良くなっているのと、夜間電力の安い時間帯にエアコンで床下のコンクリートやその下の大地に蓄熱（蓄冷熱）すると、更に冷暖房電気代が安くなる。

他の家と違うのが少しずつ分かってもらえて来た。
今までとは違った暖冷房の考え方に、慣れ使いこなす事が必要になる。

出張

吉祥寺の家に，エアコン暖房の状態をチェクする約束だったので，これから出かける。今回の東京出張はジャパン建材展招待なので，交通費が工面できる。

これから出かけると行っても，品川のホテルからだ。出張のおりはせっかくだから，美術展や映画を見るため朝一番の７時２０分発の飛行機に乗る。

江戸博物館の「江戸城展」と映画のテロリストに間違えられた男たちの大災難記「グアンタナモ，僕達が見た真実」を見た。

芸術観賞も必要だが，そうこうしてはおられず，早めにホテルに着き仕事をしている。

Q1前沢の家13：完成3、2階ホール

居間からの階段を上って2階の階ホール。

階段途中から天井を見上げる。

西側を見る。突き当たりのガラリ戸を開けると1階部分の屋根裏に入る。

廊下上部の通路から東側を見る。