2008年 12月 21日
4地域の日射が多い所 |
最近4地域以西の人たちと接する事が多くなった。
次世代省エネルギー基準の普及が少ないと言う。話を聞いてみれば、断熱材の厚さが屋根150mm壁100mm、アルミ断熱ペアガラスだと。もうこの仕様で次世代省エネルギー基準以上ではないか。しかし、暖かくなく、省エネ性能は次世代省エネルギー基準まで至っていないと言う。
暖められた空気が逃げ負荷が大きいのだろう。気密性能=隙間相当面積C値が良くないのだろう。4地域以西の彼らのほとんどは高気密を嫌う。高気密と言わないで、現状の断熱仕様で次世代省エネルギー基準まで、暖められた空気を逃がさなければ良いのだ。
新宿区の「西落合の家」を所沢に置き換えて各種の仕様をモニターにして考えてみる。
1.
外張り押出法ポリスチレンフォーム1種厚さ屋根60mm壁30mm開口部断熱アルミペアで
・Q値=2.68W/m2K。
・暖房エネルギー消費量52.10KWh/m2。
次世代省エネルギー基準の4地域Q値=2.7W/m2Kにするには外張りの断熱材を薄くしかも3種でなく1種を使用している。
2.
外張り押出法ポリスチレンフォーム1種厚さ屋根50mm壁50mmにすると
・Q値=2.4W/m2Kで3地域をカバーできている。
・暖房エネルギー消費量41.55KWh/m2。
3.
これが4地域の優良工務店で普通につくられている充填断熱材高性能グラスウール16k厚さ屋根=150mm壁=100mm開口部断熱アルミペアで
・Q値=2.02W/m2K
・暖房エネルギー消費量=29.00kW/m2。次世代省エネルギー基準の約1/2と高性能。
ドイツの2002年基準の低エネルギーハウスやスイスのミネルギーハウスは70KWh/m2を楽々クリアしている。
4.
次世代省エネルギー基準の隙間相当面積C値が5cm2/m2であれば、(もっと欲を出し1.5cm2/m2以下にすれば)3.の数値である。しかし、実物が次世代省エネルギー基準の性能になっていないと言うのは、隙間が大きく換気回数が2回/h程で
・Q値=3.20W/m2K
・暖房エネルギー消費量=69.60kW/m2くらいなのだろうか。
ドイツの2002年基準の最低基準の低エネルギーハウスやスイスのミネルギーハウスは70KWh/m2だから、日本の4地域の日射が多い所ではほとんど努力なしに低エネルギーハウス並みになる。
5.
3.の仕様で暖房をCOP1からCOP3のエアコン(控えめの数値)に変えれば
・Q値=2.02W/m2Kながら
・暖房エネルギー消費量=9.70kW/m2
次世代省エネルギー基準の20%弱と超高性能。
EUのパッシブハウス(暖房エネルギー消費量10KWh/m2タイプ)になる。
新宿区「西落合の家」は断熱材が高性能グラスウール24k厚さ屋根=300mm壁=150mm開口部PVCアルゴンLow-Eの
Q値=0.97W/m2K、暖房エネルギー消費量=0.5kW/m2。
暖房エネルギー消費量ではEUの超低エネルギーハウス=パッシブハウス10KWh/m2をはるかに凌いでいる。
次世代省エネルギー基準の普及が少ないと言う。話を聞いてみれば、断熱材の厚さが屋根150mm壁100mm、アルミ断熱ペアガラスだと。もうこの仕様で次世代省エネルギー基準以上ではないか。しかし、暖かくなく、省エネ性能は次世代省エネルギー基準まで至っていないと言う。
暖められた空気が逃げ負荷が大きいのだろう。気密性能=隙間相当面積C値が良くないのだろう。4地域以西の彼らのほとんどは高気密を嫌う。高気密と言わないで、現状の断熱仕様で次世代省エネルギー基準まで、暖められた空気を逃がさなければ良いのだ。
新宿区の「西落合の家」を所沢に置き換えて各種の仕様をモニターにして考えてみる。
1.
外張り押出法ポリスチレンフォーム1種厚さ屋根60mm壁30mm開口部断熱アルミペアで
・Q値=2.68W/m2K。
・暖房エネルギー消費量52.10KWh/m2。
次世代省エネルギー基準の4地域Q値=2.7W/m2Kにするには外張りの断熱材を薄くしかも3種でなく1種を使用している。
2.
外張り押出法ポリスチレンフォーム1種厚さ屋根50mm壁50mmにすると
・Q値=2.4W/m2Kで3地域をカバーできている。
・暖房エネルギー消費量41.55KWh/m2。
3.
これが4地域の優良工務店で普通につくられている充填断熱材高性能グラスウール16k厚さ屋根=150mm壁=100mm開口部断熱アルミペアで
・Q値=2.02W/m2K
・暖房エネルギー消費量=29.00kW/m2。次世代省エネルギー基準の約1/2と高性能。
ドイツの2002年基準の低エネルギーハウスやスイスのミネルギーハウスは70KWh/m2を楽々クリアしている。
4.
次世代省エネルギー基準の隙間相当面積C値が5cm2/m2であれば、(もっと欲を出し1.5cm2/m2以下にすれば)3.の数値である。しかし、実物が次世代省エネルギー基準の性能になっていないと言うのは、隙間が大きく換気回数が2回/h程で
・Q値=3.20W/m2K
・暖房エネルギー消費量=69.60kW/m2くらいなのだろうか。
ドイツの2002年基準の最低基準の低エネルギーハウスやスイスのミネルギーハウスは70KWh/m2だから、日本の4地域の日射が多い所ではほとんど努力なしに低エネルギーハウス並みになる。
5.
3.の仕様で暖房をCOP1からCOP3のエアコン(控えめの数値)に変えれば
・Q値=2.02W/m2Kながら
・暖房エネルギー消費量=9.70kW/m2
次世代省エネルギー基準の20%弱と超高性能。
EUのパッシブハウス(暖房エネルギー消費量10KWh/m2タイプ)になる。
新宿区「西落合の家」は断熱材が高性能グラスウール24k厚さ屋根=300mm壁=150mm開口部PVCアルゴンLow-Eの
Q値=0.97W/m2K、暖房エネルギー消費量=0.5kW/m2。
暖房エネルギー消費量ではEUの超低エネルギーハウス=パッシブハウス10KWh/m2をはるかに凌いでいる。
by nisi93jp
| 2008-12-21 18:33
| Q1住宅無暖房住宅
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