2008年 01月 13日
ローマ時代のハイポコースト(床下・壁暖房)1 |
昨日のブログにローマ時代のカラカラ浴場が出てきたので、ローマ時代のハイポコースト(床下・壁暖房)を紹介する。
古代ローマの床下暖房(ハイポコースト)
紀元前95年頃,ローマの建築家ゼルギウス・オラタ(Sergius Orata)の考案によるもの
中空の床下や壁の中に薪または炭火から発生する燃焼ガスを導いて床面や壁面を暖め,室を暖房する。アルプスの北側で,良く用いられた。

溝式床下暖房
ハイポコーストの発展型と考えられる。
燃焼ガスを炉から溝を通して室の中央に導き,ここから対角線上を放射状に溝に沿って室の四隅に送り,それから周囲の壁の下流を流し,最後に壁の内部の煙道を通って上部へ送る方法。
コンクリート床は一度暖まると熱容量が大きいので,長時間にわたって快適な暖かさを保持できる。この溝式床下暖房は,姿を変えながら,19世紀に至るまで用いられた。

資料は熊本県立大学 住環境調整工学(辻原担当分・第5回目)から。環境共生学部・居住環境学専攻 講師・辻原万規彦。
古代ローマの床下暖房(ハイポコースト)
紀元前95年頃,ローマの建築家ゼルギウス・オラタ(Sergius Orata)の考案によるもの
中空の床下や壁の中に薪または炭火から発生する燃焼ガスを導いて床面や壁面を暖め,室を暖房する。アルプスの北側で,良く用いられた。

ハイポコーストの発展型と考えられる。
燃焼ガスを炉から溝を通して室の中央に導き,ここから対角線上を放射状に溝に沿って室の四隅に送り,それから周囲の壁の下流を流し,最後に壁の内部の煙道を通って上部へ送る方法。
コンクリート床は一度暖まると熱容量が大きいので,長時間にわたって快適な暖かさを保持できる。この溝式床下暖房は,姿を変えながら,19世紀に至るまで用いられた。

資料は熊本県立大学 住環境調整工学(辻原担当分・第5回目)から。環境共生学部・居住環境学専攻 講師・辻原万規彦。
by nisi93jp
| 2008-01-13 17:29
| 床下暖房・基礎
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