2007年 04月 29日
姜尚中が語るデュ―ラ― |
土曜日は飲み会で遅かったり、読書で寝るのが遅かったりの日曜の午前中はゆっくりする。定番の、8時からの週刊ブックレビュー・日曜美術館・サンデープロジェクトのテレビ番組を見て、沖縄産のこんにゃくラーメンを食べ、昼過ぎに事務所に出た。
日曜美術館は東京大学大学院教授の姜尚中が語るデュ―ラ―であった。
「在日コリアン2世の政治学者、姜尚中の人生に決定的な役割を果たす一枚の絵がある。1979年、留学先の西ドイツで見たドイツ・ルネサンスの巨匠、デュ―ラ―の「1500年の自画像」である。
先の見えない混とんとした状況の中で、人間はどのように自己を律し、他に働きかけることができるのか。その答えが、この絵の中にあった。
一枚の絵で、人生の指針を決定した政治学者が語る半自叙伝。」
私は、デュ―ラ―は好きな絵描きで、ニュルンベルグの生家を見ている。城の広場に面する5階建て前後の石造の集合住宅の一部で、内部は薄暗かった。
集合住宅なのだがカマドに煙突がないのだ。もちろんトイレはなく、窓から通りに捨てる。そうしたルネッサンスの人々の生活の有様を仄暗い空間で思い巡らした。
姜尚中は新聞の文章しかまだ読んでいなく、中庸な感性に好感をもっていたが、デュ―ラ―を穏やかな口調で語る姜尚中に更に好感をもち、本を読んでみる。
日曜美術館は東京大学大学院教授の姜尚中が語るデュ―ラ―であった。
「在日コリアン2世の政治学者、姜尚中の人生に決定的な役割を果たす一枚の絵がある。1979年、留学先の西ドイツで見たドイツ・ルネサンスの巨匠、デュ―ラ―の「1500年の自画像」である。
先の見えない混とんとした状況の中で、人間はどのように自己を律し、他に働きかけることができるのか。その答えが、この絵の中にあった。
一枚の絵で、人生の指針を決定した政治学者が語る半自叙伝。」
私は、デュ―ラ―は好きな絵描きで、ニュルンベルグの生家を見ている。城の広場に面する5階建て前後の石造の集合住宅の一部で、内部は薄暗かった。
集合住宅なのだがカマドに煙突がないのだ。もちろんトイレはなく、窓から通りに捨てる。そうしたルネッサンスの人々の生活の有様を仄暗い空間で思い巡らした。
姜尚中は新聞の文章しかまだ読んでいなく、中庸な感性に好感をもっていたが、デュ―ラ―を穏やかな口調で語る姜尚中に更に好感をもち、本を読んでみる。
by nisi93jp
| 2007-04-29 16:21
| 研修・鑑賞・スタディ
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