2006年 06月 06日
オーストリア研修34:ウィーン工科大5 |
ここからヴォルフガング・ヴィンター教授の講義が始まる。ウィーン工科大では木造建築周辺の研究室が一つにまとまっていると言う。普通は,意匠,計画,構法,構造,材料などバラバラだが,ここでは木造建築を押し上げる目的でまとまっている。この一体的な連携が,オーストリアの木造建築の自由さ豊かさをつくっているのだろう。
講義は木造建築の歴史から始まった。木造建築の割合が多い時期と,産業革命が始まると共に,森が著しく減少し木造建築も減少した。その後,現在に至って復活し始めていると言う。その歴史に沿っての木造建築の変化の有様をプロジェクターの映像で語ってくれた。
引き続いてその歴史を踏まえての,現在のオーストリアのモダンで素晴らしい木造建築の紹介である。私が興味を持ったのは,多層階木造集合住宅の防火と構造の考え方であった。他に各種のマッシブホルツの製造・加工と現場での組立ての模様を写真で知れた。
オーストリアでは木造建築が5,000棟/年建てられ、ほとんどがパネル構法である。戸建て木造住宅はその内の25%で、ほとんどがパネル工法である。
かつては都市に大規模木造建築があり、原発を持たなく、二酸化炭素の問題、エコロジーなどの観点から再度注目されているが、伝統ばかりでなく、伝統と現代が融合し未来に向かえる木造建築を研究している。
(上記は新建ハウジングの連載の一部。)
ヴォルフガング・ヴィンター教授と網野禎昭助教授
講義は木造建築の歴史から始まった。木造建築の割合が多い時期と,産業革命が始まると共に,森が著しく減少し木造建築も減少した。その後,現在に至って復活し始めていると言う。その歴史に沿っての木造建築の変化の有様をプロジェクターの映像で語ってくれた。
引き続いてその歴史を踏まえての,現在のオーストリアのモダンで素晴らしい木造建築の紹介である。私が興味を持ったのは,多層階木造集合住宅の防火と構造の考え方であった。他に各種のマッシブホルツの製造・加工と現場での組立ての模様を写真で知れた。
オーストリアでは木造建築が5,000棟/年建てられ、ほとんどがパネル構法である。戸建て木造住宅はその内の25%で、ほとんどがパネル工法である。
かつては都市に大規模木造建築があり、原発を持たなく、二酸化炭素の問題、エコロジーなどの観点から再度注目されているが、伝統ばかりでなく、伝統と現代が融合し未来に向かえる木造建築を研究している。
(上記は新建ハウジングの連載の一部。)
ヴォルフガング・ヴィンター教授と網野禎昭助教授
by nisi93jp
| 2006-06-06 08:50
| 06年3月オーストリア研修
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