2006年 05月 22日
オーストリア研修29:住宅展示場 |
・ 住宅展示場(Blaue Lagune)
ウィーン郊外にある、86戸ある大きな住宅展示場。デザインが伝統的な家から四角なモダンな家まで多くの種類がある。
私が興味をもった家は、やはりマッシブホルツの家(HAG社)である。総2階建ての延床面積は129.72m2(約39坪)とコンパクト。
外壁と屋根の厚さは360mmでU値=0.10W/m2K、窓はU値=0.90W/m2Kの超高性能住宅。
暖房機の最大出力は10W/m2以下(=40坪の家で1320W)程度であろう、極めて小さい。
日本の現状の多くの家の1室を暖める小型の電気ストーブ1台で、40坪の家全体が暖まる超高性能である。
日本風に言うと、延べ床面積40坪で、熱損失係数Q値が約0.52W/m2K。
東京に建築されたとすると、年間暖房用エネルギー消費が468KWh=3.12KWh/m2、灯油消費量に置き換えると49リットルでほぼ無暖房住宅に近い。
寒冷地の秋田に建築されたとすると、年間暖房用エネルギー消費が2060KWh=13.73 KWh/m2、年間暖房用灯油消費量換算では215リットルでパッシブハウス級である。
日本では実験住宅レベルのマッシブホルツ工法の超高性能住宅が、一般の人々が訪れる経済ベースの住宅展示場に普通に展示されている。
こうした姿勢が原発をもたない状態で、京都議定書のCO2削減を可能にしている。
上記は新建ハウジングの5月20日発行の私が連載している5回目の一部。新建ハウジングを見てください。
ウィーン郊外にある、86戸ある大きな住宅展示場。デザインが伝統的な家から四角なモダンな家まで多くの種類がある。
私が興味をもった家は、やはりマッシブホルツの家(HAG社)である。総2階建ての延床面積は129.72m2(約39坪)とコンパクト。
外壁と屋根の厚さは360mmでU値=0.10W/m2K、窓はU値=0.90W/m2Kの超高性能住宅。
暖房機の最大出力は10W/m2以下(=40坪の家で1320W)程度であろう、極めて小さい。
日本の現状の多くの家の1室を暖める小型の電気ストーブ1台で、40坪の家全体が暖まる超高性能である。
日本風に言うと、延べ床面積40坪で、熱損失係数Q値が約0.52W/m2K。
東京に建築されたとすると、年間暖房用エネルギー消費が468KWh=3.12KWh/m2、灯油消費量に置き換えると49リットルでほぼ無暖房住宅に近い。
寒冷地の秋田に建築されたとすると、年間暖房用エネルギー消費が2060KWh=13.73 KWh/m2、年間暖房用灯油消費量換算では215リットルでパッシブハウス級である。
日本では実験住宅レベルのマッシブホルツ工法の超高性能住宅が、一般の人々が訪れる経済ベースの住宅展示場に普通に展示されている。
こうした姿勢が原発をもたない状態で、京都議定書のCO2削減を可能にしている。
上記は新建ハウジングの5月20日発行の私が連載している5回目の一部。新建ハウジングを見てください。
by nisi93jp
| 2006-05-22 11:58
| 06年オーストリア研修
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