2006年 03月 17日
オーストリア木造建築研修07:感想文 |
プロホルツ(木材振興団体)から今回のオーストリア木造建築研修の簡単な感想文を求められたのに対応した感想文。
武川様
プロホルツ様
(有)西方設計 西方里見
オーストリア木造建築研修の感想です。
これまで木造建築の先進国のスウェーデンやスイスの木造先進国を見て来た。それと、東大弥生講堂でのヨーロピアン・ウッドデーやオーストリアのセミナーに参加して、オーストリアが木造建築の最先端と思っていた。
そのオーストリアの木造建築と、木材産業、木造建築の大学の研究や教育を直に接する事ができ、今後の木造建築の推進に多いに役立つ。
3つの大学と専門学校・プロホルツ・カウフマン・4つの集成材工場・住宅展示場の研修で、現在から近未来までの概略を知れ良かった。
オーストリアはこの二十数年でここまで来ているが、この様をみて、多少は進めているが日本は木造建築をないがしろにして来たことが知れ良かった。
私自身の建築家としての今後の方針が研修のおかげで見えてきた。
■proHolz Austria(木材振興団体)
オーストリアの木造建築、木材産業、政策が俯瞰的に見れて良かった。
■Vienna Institute of Technology(ウイーン工科大)で研修
先鋭の木造建築の俯瞰と研究、特に木造建築の教育システムのあり方が知れて良かった。教育は土台で重要だが、日本は欠けている。
■住宅展示場見学
こちらで希望したが、特色ある住宅に絞って時間を短縮し、カフマンの現場を見たかった。
■4つの集成材工場
最新鋭、湾曲集成材・大型木造建築施工、戸建て用、マッシヴホルツなどのそれぞれ特色ある集成材工場を見れ、製造の有様を知れ良かった。しかし、我々は木造建築側なので、2つほどで良いと思う。
■Holztechnikum Kuchl/FH Salzburug(kuchl市)(木工・木造職人専門学校・大学)
木材産業、木造建築、工芸などのそれぞれの部署の人材を育てる、小さい頃からの一貫した教育は素晴らしい。ここが、オーストリアの先鋭の土台なのだろう。日本では抜けている。だから、木造建築が進まないのだろう。
■カフマンの事務所と作品
カフマンはオーストリアの最先端木造建築の象徴と実体。デザイン、生産、エコ、温熱環境などバランスがとれた素晴らしい作品である。直に話せ・聞き、沢山の素晴らしい作品を見れ、極上に良かった。
■Munich Institute of Technology(ミュンヘン工科大)で研修
木造建築の教育が知れて良かった
今冬の大雪でドイツ国内で50件もの建築の屋根が崩落したという。その中の一つの屋内スケート場の生々しい構造材を見れ参考になり良かった。
有難うございました。
プロホルツさま、モニカさま、対応してくださった方々さま、
安藤先生
武川さま
あまりに簡単な感想文だが、ブログでは、これに肉付けをしていきたい。
武川様
プロホルツ様
(有)西方設計 西方里見
オーストリア木造建築研修の感想です。
これまで木造建築の先進国のスウェーデンやスイスの木造先進国を見て来た。それと、東大弥生講堂でのヨーロピアン・ウッドデーやオーストリアのセミナーに参加して、オーストリアが木造建築の最先端と思っていた。
そのオーストリアの木造建築と、木材産業、木造建築の大学の研究や教育を直に接する事ができ、今後の木造建築の推進に多いに役立つ。
3つの大学と専門学校・プロホルツ・カウフマン・4つの集成材工場・住宅展示場の研修で、現在から近未来までの概略を知れ良かった。
オーストリアはこの二十数年でここまで来ているが、この様をみて、多少は進めているが日本は木造建築をないがしろにして来たことが知れ良かった。
私自身の建築家としての今後の方針が研修のおかげで見えてきた。
■proHolz Austria(木材振興団体)
オーストリアの木造建築、木材産業、政策が俯瞰的に見れて良かった。
■Vienna Institute of Technology(ウイーン工科大)で研修
先鋭の木造建築の俯瞰と研究、特に木造建築の教育システムのあり方が知れて良かった。教育は土台で重要だが、日本は欠けている。
■住宅展示場見学
こちらで希望したが、特色ある住宅に絞って時間を短縮し、カフマンの現場を見たかった。
■4つの集成材工場
最新鋭、湾曲集成材・大型木造建築施工、戸建て用、マッシヴホルツなどのそれぞれ特色ある集成材工場を見れ、製造の有様を知れ良かった。しかし、我々は木造建築側なので、2つほどで良いと思う。
■Holztechnikum Kuchl/FH Salzburug(kuchl市)(木工・木造職人専門学校・大学)
木材産業、木造建築、工芸などのそれぞれの部署の人材を育てる、小さい頃からの一貫した教育は素晴らしい。ここが、オーストリアの先鋭の土台なのだろう。日本では抜けている。だから、木造建築が進まないのだろう。
■カフマンの事務所と作品
カフマンはオーストリアの最先端木造建築の象徴と実体。デザイン、生産、エコ、温熱環境などバランスがとれた素晴らしい作品である。直に話せ・聞き、沢山の素晴らしい作品を見れ、極上に良かった。
■Munich Institute of Technology(ミュンヘン工科大)で研修
木造建築の教育が知れて良かった
今冬の大雪でドイツ国内で50件もの建築の屋根が崩落したという。その中の一つの屋内スケート場の生々しい構造材を見れ参考になり良かった。
有難うございました。
プロホルツさま、モニカさま、対応してくださった方々さま、
安藤先生
武川さま
あまりに簡単な感想文だが、ブログでは、これに肉付けをしていきたい。
by nisi93jp
| 2006-03-17 11:07
| 06年オーストリア研修
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