2021年 03月 07日
人新生の「資本論」 |
流行っている本は、読まないか、一回りしてから読むようにしているが、
妻が「人新生の「資本論」」を読んでいたので、
読んでみた。
数年前に、若い建築学者のグループが企画している、
建築学会誌の人新世と建築の関連の特集があり、
取材されていた。
その時に人新世の言葉を初めて聞いた。
なるほどなと思った。
それで、人新世の本や雑誌などを読んだが難しい。
写真の右の本も難しかったが、
ハンナ・アーレントがキーワード化されていたので、
ハンナ・アーレントをとおして理解しようとした。
ハンナ・アーレントは本を読んでいるし、映画も見ているので理解しやすい。
「人新生の「資本論」」は資本論だからマルクス。
しかし、一般に理解されている、
「共産党宣言」や「資本論」のマルクスでなく、
まだ出版されていない「資本論」の後の膨大な量が残されたメモ書きされた思想だという。
人新世をその思想で解決しようとしている。
難しく論議立てられている内容だが、
オーストリア西部のフォアアールベルク州ですでにほぼ実現されていると思う。
それまでになるのに、現在は、オイルショック後の47年ほどである。
フォアアールベルク州では「人新生」の概念、「人新生の「資本論」の概念が生まれる前からの積み重ねである。
by nisi93jp
| 2021-03-07 21:53
| 研修・鑑賞・スタディ
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