2020年 12月 09日
深夜電力機器割引なしへ |
2021年の4月から深夜電力機器割引がなくなるので、
ナマ焚き給湯器をどうしようと相談があった。
深夜電力機器割引がなくなるのだ。
かなり以前から深夜電力割引蓄熱暖房機は使えなくなっている。
深夜電力オール電化があれほどの全盛期だったのがなくなる。
時代の変化は早い。
西方設計は35年以上前から深夜電力機器割引が全盛の時期から、
ナマ焚きの蓄熱暖房機や給湯器はすすめてこなかった。
原発ありきのシステムだし、未熟なシステムはいずれなくなるだろうと思っていた。
その後の新在協(現在の新住協)自体がそういう方針だった。
40年弱前ほどの能代の高断熱・高気密住宅をすすめる「北の住まい」は、
非オール電化・グラスウール充填断熱派と、
オール電化・ウレタン外断熱派に別れた。
非オール電化・グラスウール充填断熱派は新在協(現在の新住協)ができると合流した。
探し物をしていたところ写真の雑誌「クラシェコ」(以前は「新しい東北の住まい」が出てきた。
東北電力が原発前提の深夜電力オール電化を進めるための一つのツールであった。
深夜電力オール電化住宅の機器を販売する資金が豊富な東北電力の子会社が地域ごとにあった。
工務店には深夜電力オール電化住宅をつくれば10数万円/戸のお金が出ていた。
それらの恩恵があったコンサルや販売店や工務店などは元気なのだろうか。
時代の変化は早い。
by nisi93jp
| 2020-12-09 11:35
| 研修・鑑賞・スタディ
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