2020年 03月 25日
土地探しと設計事務所 |
秋田市内の住宅の設計を頼まれるのは土地捜しからが多い。
経済の成長期の頃は郊外に大規模分譲開発がなされ、
そこが人気だった。
経済が下降の現在は大規模分譲開発は無くなり、
旧市街に、特に駅近郊の土地が求められる。
なかなか、希望の土地を捜せないでいる。
絶対数がない。
それでも、人が住んでいない家や、解体された空地が出てきている。
これまで住んでいた人が、亡くなったり、高齢者施設に入っているのだろう。
住んでいた人の子供達が東京に住み、必要がないのだろうが、その後の手当てがなされていない。
市場化されていない。
そうした土地は今後、数年で様子が変わり、市場化されるだろうが、
今はそこまで至っていない。
土地が決まればの、設計の依頼主が7家族ほど蓄積されていた。
なかなか捜せない。
不動産部門をもっていて、いつも施工をお願いしている工務店にお願いしても土地捜しに熱心でない。
秋田のデザイン会社が住宅雑誌を企画販売していて、不動産部門をもつような気配があり、期待したが難しい。
とても難儀している。
積水や一条などの資金力がある大手の住宅会社は、
土地が市場に出てくる前に購入し、建築条件きにしている。
秋田の大手の資金力のある住宅会社もそうである。
それで、あるキッカケから地元資本の大きな住宅会社の建築条件付きの土地を、
西方設計の設計で、施工はその住宅会社という条件で建築条件付きを外すことをお願いし可能になった。
有難いことに2件が進んでいる。
種々なコラボがあるが、これも一つの手法に思える。
だけれども、現状の不動産会社に不満がある。
建築設計者と組むことで今後の方向性があるのではなかろうか。
直近の日曜日に相談を受けた依頼者に幾つかの土地購入の候補地の選択をお願いされた。
そこは経験からその場で、法的条件、周囲環境と日射などの把握からの配置・プランが把握され候補が絞られた。
そうした中、写真の本を読んだ。
このような不動産会社と組みたい。
by nisi93jp
| 2020-03-25 00:19
| 研修・鑑賞・スタディ
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