2018年 10月 27日
秋田から自然環境の「厳しさ」だけを 取り除く1/3 |
下記は「JUU 05」に掲載された文章です。
とても気に入っております。
1/3編
秋田から自然環境の「厳しさ」だけを
取り除きましょう。
住環境でならそれが可能です。こんな素晴らしいところ=秋田は
ほかにありません 。
技術の力で住空間を快適に
秋田の自然環境の厳しさに、寒冷、少ない日照、多雪、夏の高湿度、強風などが挙げられます。
これらがなかったら快適で豊かな生活ができます。
それが住空間でなら最近の技術で解決できるようになりました。
住宅に問われるのは住みやすいこと、
家族が健康であることのほかに、
持続可能な社会の一員であることだと
西方設計では考えています。
そのために必要なことは、
高い耐震性と耐久性、
耐候性を持つ長寿命な住宅であること、
良好な室内環境(熱、乾燥、空気質)であること、
省エネ(できればかつ創エネ)、資産や社会資本になれることなどです。
これらの要素のなかで、
今回は冬の省工ネと暖かさ、夏の涼しさ、
冬の明るさに絞ってご説明します。
冬の省エネの暖かさと夏の涼しさ
家族が健康であるために住宅に求められることは、
冬に暖かく夏に涼しいことです。
全室内が21℃前後で各部屋の温度差が1〜2 ℃前後であれば、
ヒートショックによる浴槽やトイレでの死亡や病気が少なくなることがわかっています。
西方設計ではそれを実現するために、秋田での標準仕様で
Q 値(損失係数)=1・15W/m2K 、
UA値(外皮熱貫流率)=0.28W/m2K
を実現できるように設計します(地域によって目指すべき値は異なります)。
この数値はいずれも住宅の断熱性能・気密性を示すものですが、
これを実現することによって
②低温暖房が可能で、温度ムラが少なく、乾燥しない
③夏でも洞窟のような涼しさを確保できる
④光熱費がとにかく安い
という特徴のある住宅になります。
ひと昔前は「夢のような住空間」だったものが、
by nisi93jp
| 2018-10-27 22:15
| 雑誌・本掲載
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