2018年 07月 01日
「新たな木質部材等を学ぶ建築講座」 |
30日に県の企画の「新たな木質部材等を学ぶ建築講座」を聞いた。
40人程度の講座と10人程度の講座講座がある。
私は40人程度の少人数にかぎった講座、所員の藤田は濃密な10人程度の講座講座にも参加する。
内容は
① 原田浩司先生の進化する木質材料
② 腰原幹雄先生のひろがる木造建築
私が聞いてきたこれまでの腰原先生の概論から
少しばかり踏み込んだ内容だった。
木造建築の構造解析はなるほどと思った。
図版は回転バネによる曲変形と曲げ破壊だが、
それでも意匠設計者にとってはそこまでは考えれない。
しかし、構造設計者には不満だったのだろう、
今回の聴講者は誰が対象なのかの質問が出ていた。
原田先生は住宅用の一般木材の機械等級区分は必要ないと言われた。
私の事務所は担当者が住宅の基本設計の段階から温熱・エネルギー計算と構造の許容応力計算をしながら空間を工夫する。
それには部材の的確な強度と寸法をえるには機械等級区分が有効なのだが。基本的には秋田スギを柱や梁に使っているのだが、機械等級区分材が必要な場合は中国木材を部分的に使っている。
中大規模木造には是非とも欲しい。
県内にはなく残念だ。
写真は腰原幹雄先生の資料からです。
by nisi93jp
| 2018-07-01 17:52
| 研修・鑑賞・スタディ
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