2018年 03月 19日
フォアアールベルクは木造住宅建築のレベルが頗る高い |
フォアアールベルク州のメッセコムバウを見学した。
この州(県)は木造建築の世界の最先端で、
密度く、
高い性能とデザインが優れた持続可能な木造建築と社会が構築されている。
人口38万人の小さな地域のフォアアールベルク州なのだが、日本のジャパンホームショーと同規模で内容は最先端で内容が濃い。
この州の建築スタイルは、
地域のものは地域のものと人でつくる。
建築では、木造でローテク。
構造材は地域のトウヒ。
内装材は地域のモミ。
を地域の小さな製材所が製材する。
窓は地域でつくる高性能な木製サッシ。
地域の建築家が考え、
地域の技術の優れた工務店がつくる。
州民は戸建ての木造建築に住むのが夢で、実現している。
世界で庶民が戸建ての木造を個人の好みで注文住宅ができるのは、
ここと日本ぐらいだ。
しかし、日本の家はバラックだ。
フォアアールベルクでも、
さすがに低所得者は戸建て木造をもつことはできないが、
パッシブハウスレベルの公営木造集合住宅に住んでいる。
電気や水道や暖房費などを含んでの家賃は7万円/月である。
日本でいうところの家賃は5万円/月ほどか?四国の不動産王が言った。
by nisi93jp
| 2018-03-19 17:36
| 19フォアアールベルク研修
|
Trackback
|
Comments(0)