2017年 07月 19日
RealZEH・Q1住宅モデル能代:ファサード・ラタンと簀子板張り |
種々 考える最近の一つに、ファサード・ラタンを私流に簀の子板張りと言っている事に違和感を感じていたが、今、分かった。
下の写真は簀の子である。板厚15mm。
オーストリアで見るファサード・ラタンは厚さが45mmはあろうか。棒であり小枝でありラタンである。
板厚15mmでは簀の子だ。
鎌田先生からも言われた、「ニシカタクーン、向こうで見たファサード・ラタンの板は厚いよな」。
ファサード・ラタンの素材は中欧では耐久性があるカラマツがほとんどだ。
板張りの標準はホワイとウッドであり、日本でいうならば北海道のアオキのエゾマツである。
スイスで見た高級外装木材はファサード・ラタンではない耐久性が大な北米のレッドシダー張りであった。
中欧のカラマツは本当だろうかと思うが信州のものだと最近に聞いた。岩手県と北海道のカラマツも信州のものだとかなり以前に飯島先生から聞いた。
大宮で南部カラマツで使ったら狂いがあり、その施工大工は自称宮大工でありながら、その狂いを吸収できなかった。その宮大工は南部カラマツはロシアの種だから狂いが大きいのだと。その棟梁?は曲がり階段をつくれなかった。さすが、宮大工だと思った。人は階段がいるが神はいらないのだろう。
私のディティールはダサイががそうしている。
しかし、ファサード・ラタンから比べたら板厚は薄い。
しかし、古い建物の板張りはほとんどが三分板で厚さが9mmである。
それよりは厚い。
厚さ15mmでも耐久性が大な杉の赤身だけの秋田赤ナマハゲ杉板を使っている。
by nisi93jp
| 2017-07-19 09:48
| Q1住宅L3モデル能代
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