2015年 06月 24日
壁体内夏型結露とカビ・腐朽の予防基準 |
関西のK.K.S.K.で夏型結露の話題で盛り上がっています。
私が結露しても時間によって良いと言ったので、日経ホームビルダーの荒川さんから根拠を示せと突っ込まれていました。
関西のFacebookにアップしましたが、もったいないので、私の所にアップします。
建築技術2001年10月号の特集「結露防止の完全克服マニュアル」
の
「夏期の逆転結露はあるのか」
尾崎明人先生=当時北九州市立大学助教授、現在は京都府立大学教授)154〜157ページが分かりやすいです。
カビ・腐朽予防基準は
相対湿度80%以上は時間累積率25%以下。
大阪(厳しい北面)では相対湿度80%以上は時間累積率27%。
結露予防基準は
相対湿度90%以上は時間累積率10%以下。
大阪では相対湿度90%以上は時間累積率10%、
相対湿度90%以上は時間累積率2%となっています。
私の結論ではカビ・腐朽予防基準のギリギリ、結露予防基準もギリギリ。結露の恐れがあるのは2%と判断できます。
防湿・気密シートで結露による被害の恐れは少ないと考えます。
心配な人はザバーン等の調湿シートを使えば良いと考えます。
「夏期の逆転結露はあるのか」尾崎明人先生
by nisi93jp
| 2015-06-24 14:30
| 見学建築・歴史・他
|
Trackback
|
Comments(0)