2012年 03月 25日
ボストン美術館 日本美術の至宝 |
20日に東京国立博物館140周年 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」を観た。
東京国立博物館は企画が良く大規模なので、入館するのに外に並び館内は人が凄まじいほど一杯だ。
人の頭越しでしか見れない。
今回はたまたま初日だったので外で並ぶ事も無く館内も凄まじいほどではなかった。
二つの絵巻が人気で人の頭越しに見て人の隙間から覗き込んだ。
フェノロサの給料は当時の大臣級の高給取りだったが、
その金で廃仏毀釈で困窮している社寺から買ったことから、アメリカでそのまま保存され維持されて来た。
フェノロサは仏教に改宗したことで故郷の教会から除籍され魔女狩りのような状況に陥ったが、コレクションはボストン美術館に保存されて来た。
保存場所や所有が日本ではないが感謝である。
尾形光琳、長谷川等伯、伊藤若冲は相変わらず大迫力・大感銘だし、
第5章の特別室になっているほどの数多くの曽我蕭白は圧巻である。
大6章の工芸品もまた素晴らしい。
これだけの内容だから、
これから日曜美術館などで紹介されると凄まじい入館者で身動きもできないほどだろう。
HPから
「洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っています。この日本美術コレクションは、ボストン美術館草創期に在職したアーネスト・フェノロサや岡倉天心以来収集が続けられてきました。その中には、日本の美術を語る上で欠かすことの出来ない優れた作品が多く含まれ、近年の調査においても多くの重要な作品が見いだされています。
ボストン美術館は、作品保護の観点から作品の展示期間を厳しく制限しており、本展の開催にあたり、その出品作品のほとんどを、5年間にわたって公開を控えて準備をしてきました。また、ボストン美術館では、ウイリアム・スタージス・ビゲローのコレクション寄贈100年記念事業として、日本とアメリカの協力のもと未公開作品を含む大規模な修復事業を行ってまいりました。
本展は、修復された未公開作品を含む、日本美術コレクションの名品約90点を厳選してご覧いただくものです。海外に渡った日本美術を蘇らせ日本文化の理解を深めることは、友好関係の一層の発展をうながすものとなるでしょう。
日本初公開となる曽我蕭白(そがしょうはく)の最高傑作『雲龍図』をはじめ、長谷川等伯(はせがわとうはく)、尾形光琳(おがたこうりん)、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)などの手による、かつて海を渡った"まぼろしの国宝"とも呼べる日本美術の至宝が一堂に里帰りします。」
曽我蕭白の雲龍図。
吉備大臣入唐絵巻。
平治物語絵巻三条殿夜討巻
東京国立博物館は企画が良く大規模なので、入館するのに外に並び館内は人が凄まじいほど一杯だ。
人の頭越しでしか見れない。
今回はたまたま初日だったので外で並ぶ事も無く館内も凄まじいほどではなかった。
二つの絵巻が人気で人の頭越しに見て人の隙間から覗き込んだ。
フェノロサの給料は当時の大臣級の高給取りだったが、
その金で廃仏毀釈で困窮している社寺から買ったことから、アメリカでそのまま保存され維持されて来た。
フェノロサは仏教に改宗したことで故郷の教会から除籍され魔女狩りのような状況に陥ったが、コレクションはボストン美術館に保存されて来た。
保存場所や所有が日本ではないが感謝である。
尾形光琳、長谷川等伯、伊藤若冲は相変わらず大迫力・大感銘だし、
第5章の特別室になっているほどの数多くの曽我蕭白は圧巻である。
大6章の工芸品もまた素晴らしい。
これだけの内容だから、
これから日曜美術館などで紹介されると凄まじい入館者で身動きもできないほどだろう。
HPから
「洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っています。この日本美術コレクションは、ボストン美術館草創期に在職したアーネスト・フェノロサや岡倉天心以来収集が続けられてきました。その中には、日本の美術を語る上で欠かすことの出来ない優れた作品が多く含まれ、近年の調査においても多くの重要な作品が見いだされています。
ボストン美術館は、作品保護の観点から作品の展示期間を厳しく制限しており、本展の開催にあたり、その出品作品のほとんどを、5年間にわたって公開を控えて準備をしてきました。また、ボストン美術館では、ウイリアム・スタージス・ビゲローのコレクション寄贈100年記念事業として、日本とアメリカの協力のもと未公開作品を含む大規模な修復事業を行ってまいりました。
本展は、修復された未公開作品を含む、日本美術コレクションの名品約90点を厳選してご覧いただくものです。海外に渡った日本美術を蘇らせ日本文化の理解を深めることは、友好関係の一層の発展をうながすものとなるでしょう。
日本初公開となる曽我蕭白(そがしょうはく)の最高傑作『雲龍図』をはじめ、長谷川等伯(はせがわとうはく)、尾形光琳(おがたこうりん)、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)などの手による、かつて海を渡った"まぼろしの国宝"とも呼べる日本美術の至宝が一堂に里帰りします。」
曽我蕭白の雲龍図。
by nisi93jp
| 2012-03-25 11:06
| 研修・鑑賞・スタディ
|
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Comments(1)
Commented
by
desire_san at 2012-05-20 13:09
こんにちは。
私も「ボストン美術館 日本美術の至宝」に行ってきましたので、興味を持って読ませていただきました。
日本の優れた美術品がたくさんボストン美術館にあるのに驚きました。
私が特に印象に残ったのは「平治物語絵馬」と大好きな尾形光琳の「松島図屏風」でした。
私は尾形光琳の魅力を根津美術館以外で見た作品も含めてまとめてみましたので、ぜひ一読してみてください。
ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝致します。
私も「ボストン美術館 日本美術の至宝」に行ってきましたので、興味を持って読ませていただきました。
日本の優れた美術品がたくさんボストン美術館にあるのに驚きました。
私が特に印象に残ったのは「平治物語絵馬」と大好きな尾形光琳の「松島図屏風」でした。
私は尾形光琳の魅力を根津美術館以外で見た作品も含めてまとめてみましたので、ぜひ一読してみてください。
ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝致します。
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