2011年 12月 03日
バイオクライマティック建築シンポ札幌17 |
このシリーズの最後になる17回目。
初めに戻って10月28日のバイオクライマティック建築シンポ札幌の説明。
日本建築学会環境工学委員会熱環境運営委員会 第41回熱シンポジウム実行委員会 のバイオクライマティックデザイン小委員会では,書籍「設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン」(彰国社)を2011年5月に刊行した。本書は,当小委員会での数年来の活動成果である。本書を切っ掛けとして,バイオクライマティックデザインが学生や建築設計者に広く認識され,質の高い環境建築の普及が促進されることを期待している。
本シンポジウムでは,書籍のタイトルにもある「みつける・つくる」をメインテーマとして掲げ,バイオクライマティックデザインをその系譜を踏まえて再定義し,地球環境時代におけるバイオクライマティック建築の可能性を探る。環境建築の良さを理解するには体感することが最も重要である。建築環境を「みつける」ことにより,その経験が「つくる」という設計活動につながる。さらには,建築を「つかう」段階で環境意識を向上させることにより,より豊かな建築環境を「つくる」ことができる。シンポジウムでは,発表セッションにて設計者,使用者,研究者の立場から最新の話題が提供され,総合討論にてこれからのバイオクライマティック建築が目指す方向について議論を深める。
学ぶ事が多かった。
荒谷 登 、木村建一の長老、小玉祐一郎、宿谷昌則、金子尚志(エステック計画研究所) 、 堀尾浩(堀尾浩建築設計事務所) 、長谷川寿夫、 林 基哉、鈴木大隆 、加藤 誠(アトリエブンク) 、福島 明、長谷川兼一の発表に興味があった。
宿谷先生は哲学的で原理的な事を述べる学者だが、「建築家が環境建築になかなか向いてくれないので、自ら設計をし環境建築家になろう。若い頃に建築家になろうと思った事は、一度はあろう。」の言葉が印象深かった。
金子尚志(エステック計画研究所) は大学の設計の非常勤講師をしていて、学生に断面図を描かせ光や風の流れを考えさせている。
加藤 誠((株)アトリエブンク) の幾つかの学校や、堀尾浩(堀尾浩建築設計事務所) の当麻の家‐自然と呼応する在りかた‐ は断面に特色があり、やはり光りや熱や通風を考えている。逆な言い方では光の取り入れや通風が形態になっていた。
これらには北総研の鈴木先生も計画に携わっていた。
私の発表は国際教養大学宿舎であったが、現在設計している保育所の形態的考え方に自信がついた。
写真はバイオクライマティックデザイン小委員会のホームページから転載
初めに戻って10月28日のバイオクライマティック建築シンポ札幌の説明。
日本建築学会環境工学委員会熱環境運営委員会 第41回熱シンポジウム実行委員会 のバイオクライマティックデザイン小委員会では,書籍「設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン」(彰国社)を2011年5月に刊行した。本書は,当小委員会での数年来の活動成果である。本書を切っ掛けとして,バイオクライマティックデザインが学生や建築設計者に広く認識され,質の高い環境建築の普及が促進されることを期待している。
本シンポジウムでは,書籍のタイトルにもある「みつける・つくる」をメインテーマとして掲げ,バイオクライマティックデザインをその系譜を踏まえて再定義し,地球環境時代におけるバイオクライマティック建築の可能性を探る。環境建築の良さを理解するには体感することが最も重要である。建築環境を「みつける」ことにより,その経験が「つくる」という設計活動につながる。さらには,建築を「つかう」段階で環境意識を向上させることにより,より豊かな建築環境を「つくる」ことができる。シンポジウムでは,発表セッションにて設計者,使用者,研究者の立場から最新の話題が提供され,総合討論にてこれからのバイオクライマティック建築が目指す方向について議論を深める。
学ぶ事が多かった。
荒谷 登 、木村建一の長老、小玉祐一郎、宿谷昌則、金子尚志(エステック計画研究所) 、 堀尾浩(堀尾浩建築設計事務所) 、長谷川寿夫、 林 基哉、鈴木大隆 、加藤 誠(アトリエブンク) 、福島 明、長谷川兼一の発表に興味があった。
宿谷先生は哲学的で原理的な事を述べる学者だが、「建築家が環境建築になかなか向いてくれないので、自ら設計をし環境建築家になろう。若い頃に建築家になろうと思った事は、一度はあろう。」の言葉が印象深かった。
金子尚志(エステック計画研究所) は大学の設計の非常勤講師をしていて、学生に断面図を描かせ光や風の流れを考えさせている。
加藤 誠((株)アトリエブンク) の幾つかの学校や、堀尾浩(堀尾浩建築設計事務所) の当麻の家‐自然と呼応する在りかた‐ は断面に特色があり、やはり光りや熱や通風を考えている。逆な言い方では光の取り入れや通風が形態になっていた。
これらには北総研の鈴木先生も計画に携わっていた。
私の発表は国際教養大学宿舎であったが、現在設計している保育所の形態的考え方に自信がついた。
写真はバイオクライマティックデザイン小委員会のホームページから転載
by nisi93jp
| 2011-12-03 14:07
| 研修・鑑賞・スタディ
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