2011年 02月 07日
熱交換換気システムは必要か |
Q値を1.0W/m2K以下にするのに計算上は熱交換換気システムが必要だが、25年ほど前の失敗からズーッと馴染めていなかった。
換気廃熱を有効利用するのは熱交換換気設備だけではなく、それは成績係数が良くて1.0以上はないが、ヒートポンプを噛ませれば成績係数が3.0以上になる。
そんな事から、私は、冬期の日射が極小で寒冷なかつては裏日本と呼ばれた日本海沿岸地域では熱セーブ型の第三種換気設備とヒートポンプを使い、安定した換気廃熱を暖房負荷軽減と給湯に回している。両方に使えるのだ。しかも暖房負荷は低減されるので、寒冷地用で成績係数が零下5℃時に約2.6のエアコンを使うと電気代は上越で真冬の1月で6,000円弱である。
冬期日射が多い関東以西の太平洋側では、Q値が0.8W/m2K以下になると第三種換気設備だけでも暖房は窓からの日射で十分以上だし、逆にオーバーヒートし日射遮蔽を考えなければならない。曇りの日などは補助暖房にエアコンを使うと成績係数が3.0以上なので効果的で、給湯は太陽熱給湯が良いと考えていたが、
ここでも、高効率で高価ながら成績係数が1.0以上にならない熱交換換気システムを使うより、第三種換気の廃熱を利用したヒートポンプ給湯と暖房にエアコンを使った方が理にかなうと思っている。だが、まだ実績がない。
そうした所に、今朝に届いた建築士会の機関誌「建築士2月号」の連載講座「環境時代の住宅設計」の第4回に、北総研のパッシブ換気の福島明氏の「地球環境時代のすまいに思う換気の未来」を読んで、なおいっそう熱交換システムの疑問が増した。
福島氏も熱交換換気システムはどんなに性能が良くても成績係数は1.0以上にならないし、電気代がDCモーターでも年間約500kW=約1万円かかり、意味がなくなってしまうと、いつもながらの含蓄に富んだ話を述べている。
換気廃熱を有効利用するのは熱交換換気設備だけではなく、それは成績係数が良くて1.0以上はないが、ヒートポンプを噛ませれば成績係数が3.0以上になる。
そんな事から、私は、冬期の日射が極小で寒冷なかつては裏日本と呼ばれた日本海沿岸地域では熱セーブ型の第三種換気設備とヒートポンプを使い、安定した換気廃熱を暖房負荷軽減と給湯に回している。両方に使えるのだ。しかも暖房負荷は低減されるので、寒冷地用で成績係数が零下5℃時に約2.6のエアコンを使うと電気代は上越で真冬の1月で6,000円弱である。
冬期日射が多い関東以西の太平洋側では、Q値が0.8W/m2K以下になると第三種換気設備だけでも暖房は窓からの日射で十分以上だし、逆にオーバーヒートし日射遮蔽を考えなければならない。曇りの日などは補助暖房にエアコンを使うと成績係数が3.0以上なので効果的で、給湯は太陽熱給湯が良いと考えていたが、
ここでも、高効率で高価ながら成績係数が1.0以上にならない熱交換換気システムを使うより、第三種換気の廃熱を利用したヒートポンプ給湯と暖房にエアコンを使った方が理にかなうと思っている。だが、まだ実績がない。
そうした所に、今朝に届いた建築士会の機関誌「建築士2月号」の連載講座「環境時代の住宅設計」の第4回に、北総研のパッシブ換気の福島明氏の「地球環境時代のすまいに思う換気の未来」を読んで、なおいっそう熱交換システムの疑問が増した。
福島氏も熱交換換気システムはどんなに性能が良くても成績係数は1.0以上にならないし、電気代がDCモーターでも年間約500kW=約1万円かかり、意味がなくなってしまうと、いつもながらの含蓄に富んだ話を述べている。
by nisi93jp
| 2011-02-07 00:52
| Q1パッシブハウス無暖房住宅
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