2008年 04月 17日
旧亀田藩 4:陣屋 |
9日に見学した亀田城(陣屋)。
以下出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
亀田藩(かめだはん)は、羽後国(旧出羽国)に存在した藩で、岩城氏を藩主とする。藩庁は亀田城(秋田県由利本荘市岩城亀田)に置かれた。
岩城氏は常陸平氏の血を汲む名族であり、戦国時代の所領は、磐城12万石であった。
小田原征伐直後に当主の岩城常隆が病死したため、佐竹義重の三男・岩城貞隆が岩城家を継ぎ、貞隆は、実家である佐竹氏の軍事力を背景に、常隆の実子である政隆を伊達氏に追い払った。
関ヶ原の戦いでは、東軍方になったが、貞隆が兄佐竹義宣の命に従って、上杉景勝征伐に参加しなかったため、磐城12万石を改易された。
元和2年(1616年)に信濃中村藩(川中島藩)1万石に再封となった後、岩城修理大夫吉隆(後の佐竹修理大夫義隆)が元和9年(1623年)に加増の上、出羽亀田2万石に転封となり成立した。
寛永5年(1628年)に初代藩主吉隆が佐竹家の養子に入ったため、叔父岩城但馬守宣隆が岩城家を継ぎ、四代藩主岩城伊予守秀隆までは、佐竹家の血縁であった。
佐竹家は、岩城家転封後の亀田藩の検地・城下建設などを全面的に支援したが、その後も亀田藩に介入するようになったため、様々な争いが起きている。それに伴って秋田藩の亀田藩への不信がつのるのと同時に、亀田藩も同様な立場となっていくようになった。
享保3年(1718年)、貞隆・宣隆の系統が断絶した結果、仙台藩伊達家からの養子で政隆の直系の子孫であった岩城河内守隆韶が五代藩主となることにより、常隆の系統が150年ぶりに岩城氏当主に返り咲く事になり、秋田藩佐竹家と亀田藩岩城家の血縁関係はなくなり、亀田藩岩城家と仙台藩伊達家との関係が強まっていくことになった。
慶応4年(1868年)の戊辰戦争では、東北諸藩と結んだ「奥羽越列藩同盟」に参加したが、久保田藩の呼びかけで本荘藩・新庄藩・矢島藩とともに同盟を脱退し、新政府に与した。
しかし、亀田藩は、新政府軍の先鋒として酷使され、庄内軍に敗れた新政府軍が本荘、亀田を見捨てた後、庄内藩の説得に応じ、8月8日に和議が成立した。 その後、庄内軍とともに戦ったが、援軍により勢いを盛り返した新政府軍に敗れ、9月28日に降伏した。
最終的に新政府の敵となったため、亀田藩は2,000石の減封となり、明治時代に至った。
以下出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
亀田藩(かめだはん)は、羽後国(旧出羽国)に存在した藩で、岩城氏を藩主とする。藩庁は亀田城(秋田県由利本荘市岩城亀田)に置かれた。
岩城氏は常陸平氏の血を汲む名族であり、戦国時代の所領は、磐城12万石であった。
小田原征伐直後に当主の岩城常隆が病死したため、佐竹義重の三男・岩城貞隆が岩城家を継ぎ、貞隆は、実家である佐竹氏の軍事力を背景に、常隆の実子である政隆を伊達氏に追い払った。
関ヶ原の戦いでは、東軍方になったが、貞隆が兄佐竹義宣の命に従って、上杉景勝征伐に参加しなかったため、磐城12万石を改易された。
元和2年(1616年)に信濃中村藩(川中島藩)1万石に再封となった後、岩城修理大夫吉隆(後の佐竹修理大夫義隆)が元和9年(1623年)に加増の上、出羽亀田2万石に転封となり成立した。
寛永5年(1628年)に初代藩主吉隆が佐竹家の養子に入ったため、叔父岩城但馬守宣隆が岩城家を継ぎ、四代藩主岩城伊予守秀隆までは、佐竹家の血縁であった。
佐竹家は、岩城家転封後の亀田藩の検地・城下建設などを全面的に支援したが、その後も亀田藩に介入するようになったため、様々な争いが起きている。それに伴って秋田藩の亀田藩への不信がつのるのと同時に、亀田藩も同様な立場となっていくようになった。
享保3年(1718年)、貞隆・宣隆の系統が断絶した結果、仙台藩伊達家からの養子で政隆の直系の子孫であった岩城河内守隆韶が五代藩主となることにより、常隆の系統が150年ぶりに岩城氏当主に返り咲く事になり、秋田藩佐竹家と亀田藩岩城家の血縁関係はなくなり、亀田藩岩城家と仙台藩伊達家との関係が強まっていくことになった。
慶応4年(1868年)の戊辰戦争では、東北諸藩と結んだ「奥羽越列藩同盟」に参加したが、久保田藩の呼びかけで本荘藩・新庄藩・矢島藩とともに同盟を脱退し、新政府に与した。
しかし、亀田藩は、新政府軍の先鋒として酷使され、庄内軍に敗れた新政府軍が本荘、亀田を見捨てた後、庄内藩の説得に応じ、8月8日に和議が成立した。 その後、庄内軍とともに戦ったが、援軍により勢いを盛り返した新政府軍に敗れ、9月28日に降伏した。
最終的に新政府の敵となったため、亀田藩は2,000石の減封となり、明治時代に至った。
by nisi93jp
| 2008-04-17 09:31
| 見学建築・歴史・他
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