2008年 01月 12日
CO2関連:ローマ崩壊と森林破壊 |
正月の温暖化防止・CO2削減の長時間のテレビ特番組の中の一コマ。
ローマ文明が滅んだ大きな理由の一つに、環境考古学の安田善憲が説明する寒冷化があげられていた。
地中の土を簡易な筒状の道具で採取し、地層・土質・花粉などの変化により環境の変化を読み取る。
ローマの高度な文明は、地中海周辺の豊かな穀倉地帯と森林地帯が背景なのだが、鉄をつくるため・暖房のため・カラカラ浴場などの10カ所の浴場維持のため、森林を消費し、急激な気候変動を招いた。
ローマ時代の終焉の急激な気候変動は温暖化ではなく寒冷化なのだが、地中海周辺の豊かな穀倉地帯で穀物が採れなくなった。ローマの富の元がなくなってしまった。
3世紀のローマでは、カラカラ浴場級の浴場が10カ所あり100万人が利用していた。カラカラ浴場は六本木ヒルズと同様の11haもの広さがあり、1,600人収容で82室あった。
その巨大な一浴場の暖房(ハイポコースト)と温水と水蒸気をつくるのに、年に2,382tの薪(森林572haに相当=六本木ヒルズの52倍の広さ)を消費していた。
ローマ文明が滅んだ大きな理由の一つに、環境考古学の安田善憲が説明する寒冷化があげられていた。
地中の土を簡易な筒状の道具で採取し、地層・土質・花粉などの変化により環境の変化を読み取る。
ローマの高度な文明は、地中海周辺の豊かな穀倉地帯と森林地帯が背景なのだが、鉄をつくるため・暖房のため・カラカラ浴場などの10カ所の浴場維持のため、森林を消費し、急激な気候変動を招いた。
ローマ時代の終焉の急激な気候変動は温暖化ではなく寒冷化なのだが、地中海周辺の豊かな穀倉地帯で穀物が採れなくなった。ローマの富の元がなくなってしまった。
3世紀のローマでは、カラカラ浴場級の浴場が10カ所あり100万人が利用していた。カラカラ浴場は六本木ヒルズと同様の11haもの広さがあり、1,600人収容で82室あった。
その巨大な一浴場の暖房(ハイポコースト)と温水と水蒸気をつくるのに、年に2,382tの薪(森林572haに相当=六本木ヒルズの52倍の広さ)を消費していた。
by nisi93jp
| 2008-01-12 10:37
| Q1、省CO2省エネ・エコ・環境
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