2007年 09月 25日
アントニン&ノエミ・レーモンド展 2 |
日本のモダニズム建築の始まりであり,私が私淑している増沢洵,吉村順三,前川国男(の内の木造建築)などが育っている。レーモンドのなかで私が好きな所は,その後の増沢洵,吉村順三,前川国男そのものではないか。何の事は無い,意識せず,私はレーモンドの影響を強く受けていたのだ。
レーモンドの作風は,ライト,コルビジェ,グロピウス,ミースに深い影響の痕跡が見られるが,日本の文化と増沢洵,吉村順三,前川国男との出会いも大きかったと思う。当然,若かった彼らが担当したものの師匠の力は大きい。
吉村は学生時代からレーモンドの事務所に押し掛け通っていたほどだ。
増沢は大手建設会社の設計部からレーモンド事務所に派遣され,そのまま居着いた。
レーモンドのオリジナルは,西欧ではなく東欧(チェコスロバキア)の良い意味でバタ臭い木造建築と日本の淡白でありながら素材感のあるな造建築が融合した所にある。
コルビジェ,グロピウス,ミースの西欧・ユダヤの概念的抽象的で人的疎外感がある建築と違う所が魅力だ。
美術館の入り口。
長時間立ちっぱなしの観賞なので中に休憩,美術館の周囲のこの景観はやすらぐ。
美術館のドライカレーはおいしい。テラスからの景観もおいしい。豊かなレーモンドを見て,その間に,おいしい景観に囲まれおいしいドライカレーを食べ,気持ちがさらに豊かになる。
レーモンドの作風は,ライト,コルビジェ,グロピウス,ミースに深い影響の痕跡が見られるが,日本の文化と増沢洵,吉村順三,前川国男との出会いも大きかったと思う。当然,若かった彼らが担当したものの師匠の力は大きい。
吉村は学生時代からレーモンドの事務所に押し掛け通っていたほどだ。
増沢は大手建設会社の設計部からレーモンド事務所に派遣され,そのまま居着いた。
レーモンドのオリジナルは,西欧ではなく東欧(チェコスロバキア)の良い意味でバタ臭い木造建築と日本の淡白でありながら素材感のあるな造建築が融合した所にある。
コルビジェ,グロピウス,ミースの西欧・ユダヤの概念的抽象的で人的疎外感がある建築と違う所が魅力だ。
美術館の入り口。
by nisi93jp
| 2007-09-25 00:58
| 研修・鑑賞・スタディ
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