2017年 11月 21日
日本エコハウス大賞:私の総評 |
上のリンク先は日本エコハウス大賞です。
その中に記載された、
私の分の、振り返っての総評だけを転載します。
水、水蒸気、熱、そして力。自然の摂理に従い建築をデザインする
建築家 西方里見
日本エコハウス大賞に受賞された皆さん、おめでとうございます。現在は、建築の過渡期であり、設計者・建築者としてはチャレンジをすべきタイミングだと考えています。私の最近の取り組みは、構造家の山田先生とタッグを組んで3,000平米ほどの大型木構造を造っていることです。その建物には荷重から基礎までの「力の流れ」があり、「木造の楽しさ」をひしひしと感じているところです。
この大型木構造の経験をもとに改めて感じました。自然の摂理にしたがって素直に建築することが大切だと。それは自分自身の考えだけで家を組み立てることが設計ではなく、自然の摂理に従った建築をデザインすることが大切ではないでしょうか。
水の流れ、水蒸気の流れ、熱の流れ、そして力の流れ。そういった自然の摂理を踏まえた住宅づくりが、今後さらに必要になってきます。
私も含めて、業界全体が住宅づくり、建築づくりの過渡期にいます。この時代を一緒に生きる仲間として、日々切磋琢磨し、そして時代を作っていく馬力がほしいと思っています。
by nisi93jp
| 2017-11-21 11:12
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