2011年 08月 11日
冷房負荷軽減 7 : 涼しさへ→日射遮蔽 開口部1 |
「遮熱、日射遮へい、緑化」―建物外皮性能向上の工夫−3 西方里見
(建築士6月号に掲載された文)
■開口部の日射遮蔽手法
・開口部からの日射量
夏期の冷房時に開口部から熱が入る割合は家の各部位の中で約70%、冬期の暖房時の熱が開口部から逃げる熱の割合は約60%と大きく窓の日射遮蔽・遮熱が重要です。
・日射遮蔽を考慮した開口部の配置計画
日射は季節と周囲環境と建物の屋根や壁・窓の部位の向きによって変わり、夏の太陽高度が高い日射量は屋根で大きく、壁や窓では東西が大きく南面が小さくなります。
日射ネルギーは夏の南面の12時の日射取得率は約180W/m2、西面の16時では約609 W/m2、東面の9時では約491W/m2です。西日は数字の様に強烈なので西側の窓は小さくするなどの工夫をします。それに対し東側の窓は大きくしがちですが、その場合は西日と同様に日射遮蔽を工夫し、忘れては室内は朝から暑くなります。
1.伝統手法
伝統的な手法には長い庇、簾、雨戸、障子などがあげられます。
有効な庇の遮熱係数は0.5で効果が思う以上にあります。障子(ペアガラス)の日射遮蔽侵入率は0.39、簾(ペアガラス)は0.22になります。
(建築士6月号に掲載された文)
■開口部の日射遮蔽手法
・開口部からの日射量
夏期の冷房時に開口部から熱が入る割合は家の各部位の中で約70%、冬期の暖房時の熱が開口部から逃げる熱の割合は約60%と大きく窓の日射遮蔽・遮熱が重要です。
・日射遮蔽を考慮した開口部の配置計画
日射は季節と周囲環境と建物の屋根や壁・窓の部位の向きによって変わり、夏の太陽高度が高い日射量は屋根で大きく、壁や窓では東西が大きく南面が小さくなります。
日射ネルギーは夏の南面の12時の日射取得率は約180W/m2、西面の16時では約609 W/m2、東面の9時では約491W/m2です。西日は数字の様に強烈なので西側の窓は小さくするなどの工夫をします。それに対し東側の窓は大きくしがちですが、その場合は西日と同様に日射遮蔽を工夫し、忘れては室内は朝から暑くなります。
1.伝統手法
伝統的な手法には長い庇、簾、雨戸、障子などがあげられます。
有効な庇の遮熱係数は0.5で効果が思う以上にあります。障子(ペアガラス)の日射遮蔽侵入率は0.39、簾(ペアガラス)は0.22になります。
by nisi93jp
| 2011-08-11 10:38
| Q1、省CO2省エネ・エコ・環境
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